ビッグデータ編

更新日時:2017-10-05 14:24:00

最近、ビッグデータという単語をよく耳にするようになりました。ビッグデータの本来の意味は、従来のデータベース管理や処理ツールでは解析しきれないほどの、膨大で複雑なデータのことを指します。そのジャンルは多岐にわたりますが、IT業界においては検索クエリや販売データ、通信記録などの膨大なデータをもとに、ビジネスに活用するケースが多いようです。

ビッグデータの活用方法としては、まずデータの集積と分析を行い、効果検証を行い、活用方法と見込める効果を設定して実践、フィードバックを得る流れが一般的です。購買データによる年齢層や性別などの客層ごとの売れ筋商品の分析といった情報から、商品の位置と消費者の立ち位置による売り上げの検証など、オーソドックスなデータから少し変わった切り口の効果検証まで可能となっています。

技術が進化したことによって、今までは解析できなかった量のデータが解析できるようになってきており、大企業だけではなく中小企業でもビッグデータを積極的に活用するようになってきました。

一方で2015年、「 個人情報の保護に関する法律」の改正法が施行され、ビッグデータにおいても個人を特定できる情報の取り扱いが強化されています。これにより一時は解析によって個人を特定されかねないビッグデータの利用に反発も起こりましたが、現在では匿名加工情報によって個人情報を特定できないように加工することで、ビッグデータは再び活用されつつあります。